②トラリピの利益率。リスク。

 

 トラリピの利益率は?

トラリピの年間の利益率(元本に対する1年間の利益)は、20%~30%が多く、通貨やリスクの取り方によっては、もっと高いものもありました。(M2J社、2009年データ)

実際にトラリピをされている方の話でも、だいたい同じのことが多く、中には、積極的にリスクをとって30~40%の方もいます。

私の09年~11年の成績も、だいたい利益率20%ぐらいです。(ただし含み損はあります。)


 トラリピのリスク
トラリピの最大のリスクは、相場が暴落して、「一気に円高に向かったときロスカット(強制決済)されること」だと思います。

この 「 ロスカット 」 は、「 維持率 ( いじりつ ) 、が、100%を切ってしまったときに起こります。

その計算方法は、こちら。

⑥ 維持率 = ⑤ 証拠金必要額 (内・ポジション分) ÷ ④ 時価残高×100

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なお、④時価残高 = ①現金残高 + ②評価損益 + ③口座反映前損益 で計算されます。

④時価残高とは、「今、ぜーんぶ決済したときに、いくらか」、という値です。

ロスカットを防ぐためには、資金に余裕を持った設定が必要です。

M2J社のサイトには「トラリピ運用試算表」があります^^

「自分の資金量で、これだけのポジションを持ったら、いくらでロスカットなのか?」を、カンタンに計算できるツールです。

まずは、「自分がいくらまで耐えられるのか」、つまり「いくらなら安心して眠れるのか」という価格を探してみてください。

豪ドルなら、リーマンショック時、史上最安値の55円?もっと安全に40円?もう少しリターンがほしいから60円?など、リスクを許容できる範囲は、人それぞれだと思います。

あなたの性格に合った、リスク許容度を探してくださいね。

それによって、持つポジションの数や、仕掛ける範囲を決めていきます。


リスクを低くするために、新しいことを試したい時は、「デモ口座を使う」というのも手。

実際の口座でトラリピを始めてからも、並行してデモ口座は使えますので「自分のお金でいきなり試すのはちょっと・・」という場合にはおすすめです。

さらに、「1,000通貨で小さく試す」というのも一つですね☆


 トラリピの設定項目

トラリピの設定に必要なのは、以下の項目です。

 通貨

 一本あたり何万通貨か
(例・1000通貨の場合 → 「0.1」(万通貨)と入力。

 一本一本を何円おきに
(例・50銭の場合 → 「0.5」(円おき)と入力。

 何円から、何円まで

 合計何本

 利益はいくらで決済するか  (例・500(円)など)

はじめは、これらの数字をいくらにすればよいのか、分からない場合もあると思います。
そんな時は、М2J社が提案している、「トラリピプラン を参考にされるとよいのではないでしょうか。

リスクに応じて、「ゆったり」、「スタンダード」、「アクティブ」の3種類があり、それぞれに
 ロスカットレベル
 想定利益額
 想定利益率
 期間内の実際の最安値

などを、詳しく見ることができます。

(※なお、トラリピプランを見るには口座を開設していることが条件になります。)

 

★トラリピガイド メニュー★

①トラリピとは?向き不向き。しくみと始め方。
②トラリピの利益率。リスク。
③トラリピ失敗パターンと注意点。
④私がトラリピを始めたきっかけ。好きなところ。豪ドルの理由。
⑤手動と自動。トラリピの設定。
⑥資金別トラリピ設定例。