③トラリピ失敗パターン。注意点。

 トラリピの失敗

トラリピで失敗するのは「恐怖」と、「欲望」、この二つの感情が、コントロールできないときに起こるのだと思います。(「金持ち父さん貧乏父さん」より)

この二つのうち、どちらかが暴れだすと「イキナリ設定を変えてしまう衝動」に出てしまい、トラリピ失敗につながりやすくなります。

この二つの感情の暴れ馬を、「消す」ことは無理なので、うまく「コントロール」できるように、手なづけましょう^^(私も何度も落馬しました。。)

 パターン① 恐怖

弱気になって、指値を外す

ダーーッと円高になった時に、「あ、やばそう。」と下の方にかけておいた指値を、ささっと外してしまうこと。するとせっかく取れていたはずのトラリピが取れない、などの機会損失になってしまいます。

こちらはまだマシな方です。気をつけたいのは次です。

 パターン② 欲望

強気になって、ポジションを増やす

慣れてきた頃に起こる衝動なのですが・・「もっとリターンがほしいな~」と、その場の衝動で、リスク計算をせずに適当にしかけを増やしてしまうことです。
すると、次に下がった時に含み損が思ったより出て、まっ青・・という状況になります。

トラリピを始めて、利益が上手く出だした頃や、あまり相場が動いていない、静かなときに起こりやすい現象だと思います。

この二つの失敗を防ぐには、「 事前にリスク計算した設定を、一時の気の迷いで変えない 」ことです。

「もし設定を変える場合は、必ずシュミレーションしてから変える」という「自分ルール」を決めておいた方が、いいように思います

自戒を込めて書いておきます^^;


 トラリピの注意点

ほかにもトラリピをする上で注意する点を、3つあげてみました。

「しかける範囲がせまいと、ヒマになる」

トラリピをしかける範囲が2~3円など狭すぎると、そこを飛び出したときに、全くトラリピが発動せず、スワップのみになってしまいます。

チャートを見るときは、日足だけでなく、週足、月足も見て、しかける方がいいと思います。

私の感覚では豪ドルなら15円くらいの幅でしかけると、常にトラリピが動いてくれるので、いいように思います。

② 「高値を持つと、長旅になる」

相場がどんどん上がっていって、ポジションがなくなり、しかけた範囲を飛び出したとき、どうするか?

あくまでも追いかけるのか、しばらく休んで、また下がってくるのを待つのか。色々考え方があると思います。

「スワップがもらえるから高値を追いかけるのもいいか」と考えるのも一つ。「いや、資金効率が悪いから、下がった時にもっとポジションを持てる方がいい」と考えるのも一つです。どちらもありだと思います。

ただ、高値で持ったときに注意したいのは、次に決済できるのが1年後、などということもありえます。(実際、私はNZドルを1年持ち続けて、やっと決済できました。かなりの長旅でした・・^^;)

それぐらい資金が拘束されてしまうこともあるので2,3ヶ月後に使う予定があるお金であれば、高値のあいだは追わない方がいいと、思います。

逆に今すぐ使う予定がない資金であれば、高値もどんどん追いかけてもいいのかな、と思います。
③ 「売りのマイナススワップは、ボディーブロー」

トラリピではポジションを持っている時間が、数か月と長くなるため、売りのマイナススワップは、じわじわ真綿でしめられるように、響いてきます。

豪ドルなら1日120円、1か月で3600円のマイナスです。ゆえに売りポジションは持たない人も多いようです。

私も以前はやっていましたが、今は「売り」はやっていません。

ただ、マイナススワップを差し引いても、利益がでるメリットを取って、戦略に取り入れている方もいらっしゃいます。

★トラリピガイド メニュー★

①トラリピとは?向き不向き。しくみと始め方。
②トラリピの利益率。リスク。
③トラリピ失敗パターンと注意点。
④私がトラリピを始めたきっかけ。好きなところ。豪ドルの理由。
⑤手動と自動。トラリピの設定。
⑥資金別トラリピ設定例。