「じぶんの心が喜ぶ仕事を探している人」には、ヒントになると思います。
◆ざわざわする心。
私は、この本が好きなんですが、理由がよく分からないんです。
ただ、読んでいると心がざわざわしてくるのです。
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自分の仕事をつくる (ちくま文庫)
西村 佳哲 筑摩書房 2009-02
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この本、いい感じでゆるいんだけど、ちゃんと「仕事」っていうキーワードが入っている。
それまで自分がたくさん読んできた、自己啓発書やビジネス書とは違う。かといって、「お金じゃないのよ。幸せは。」みたいな、貢献系、精神系とも違う。
どこにも属さない、「異色の本」な感じがして、何だか気になる存在なのです。
そして自分も、こういうことが、何となくやりたいのかな~と思いました。
「ゆるく楽しく、でも、ちゃんとお金のことも考えて」っていう。
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◆出会いをかたちに
あと、著者さんのサイトで、こんな文章にも出会いました。
最近好んで行うワークショップに、「〝その場に居合わせた人がすべて方式〟で…」というものがある。
「ミッションや目標ありきで人を集めるより、その場に居合わせた人で出来ることを始める方が無理がない・・三人いれば何か始められるんです」
そもそも「自分がやりたいことを実現する」ような夢の抱き方はとても個人主義的だと思う。
こうした個人性は西洋化の過程で一般化してきたものであって、この島国で生きてきた人種の本来のメンタリティではないんじゃないかな
(引用元: 出会いをかたちに | リビングワールド.)
なるほど。。
私はストレングスファインダーに、「目標志向」と「達成感」があるくらい、「目標達成オタク」なんですよね~^^
「自分で目標を立てて、それに向かって猪突猛進して、達成できたら、ビール飲む」っていう一連の流れが、すごく好きなの。
だからこの文章は、心をゆさぶられたというか・・
「え。。プロジェクトとかビジネスとかに、特にミッションや目標がなくてもいいの?」、「その場にいる人で、何かをすればいいの?」
って、すごく新鮮に思えた・・。
「集まった人ありきで、何かをする」は、→「冷蔵庫にあるもので、料理する」に例えられていた。
じゃあ、逆の「目標ありき」は→「ビーフストロガノフを作ると決めたけど、材料足りないから、買ってきたりしなくちゃ。」って感じかな。
確かにスペシャル料理もいいけど、「冷蔵庫にあるもので料理ができる」ようになると「無限に応用が利きそう」だもんね~^^。
それができるようになったらステキだ。
私の中のイノシシが一瞬立ち止まったなあ。。