190310
『孫子の兵法』
1.準備が整わないうちは戦わない。
(勝利する軍はまず勝利を確定しておいてから勝利を予定通り実現しようと戦闘するが、 敗北する軍は、まず戦闘を開始してから、その後で勝利を追い求める)
2.勝利をもたらすのは熱狂ではなく冷静さである。
(勝算が相手よりも多い側は実践でも勝利するし、 勝算が相手よりも少ない側は実践でも敗北する。)
3.自分と相手を知らないのはあやうい。
4.時計通りに動くな「今だ」というタイミングで動け。
5.全てを知らなくてもいい。ポイントをつかめ。
( 戦ってよい場合と戦ってはならない場合を見極める。 見極めができないと運や精神力に頼る無謀な戦いになる。)
6.すぐれた勝利はほめられず、目立ちもしない。
7.連携の良し悪しが組織の命運を決する。
8.守りは最も強力な攻撃なのである。
(確実に勝利するには、相手によって左右される攻撃よりも、 自分たちでなんとでもできる守りを徹底的に強化したほうがいい)
9.守りとは相手を敗北に誘導する手段なのだ。
(守りと攻撃、優先すべきは守り)
10.戦いでは相手をだます者が賢者である。
(戦わずして勝つのが理想。 正面衝突して双方に壮大な被害がでるより、 偽ったり、弱みをついたり、油断させて、早く終結させる方がよい)
11.奇策は正攻法と組み合わせて効果を発揮する。
12.みずから変化し続けることが勝つ道だ。
(利益にのみ従って行動し、 分散と集合の戦法を用いて 臨機応変の処置を取る。)
13.相手も進歩する。今日の勝ち方では明日は負ける。
14.水のように柔軟に戦え。
15.大軍は分散させて個別に撃破せよ。
16.逃げる、避けるは大切な兵法。
17.相手を揺さぶれば自分の手で好機をつくり出せる。
18.情報を得る力より情報を見分ける力が重要である。
19.第三者の内情を探り、彼らを味方につけよ。
20.利害の一方だけを強調して伝えるのが情報操作の第一歩。
21.一人の内通者は十万の群よりも多大な力をもたらす。
(戦いはまず情報収集から。)
22.相手の欲望につけ込め。
(人を動かすにはその人が最も欲しがっているものを与える。お金、名誉、土地、異性)
23.スパイの四割は味方を使い、六割は敵を寝返らせて使う。
(情報収集にはさまざまな策がありそれらを組み合わせてこそ生きた情報を手にできる)
24.ささいな予兆に鋭敏に対処せよ。
25.神頼みは兵法ではなく、占いは情報ではない
26.人をよく動かすには情報を与えすぎない方がいい。
27.情報に百金を惜しむ者は万財をやがて失う。
28.駆け引きで勝つのが上策。軍事で勝つのは最後の策である。
29.目的は勝利であり相手の破壊ではない。
30.正しい判断基準を持て。正しく判断できる。
31.基本事項をまず押さえ、そのあと意見を言う。
32.常識ばかり見ていると大局を見失う。
33.戦果を誇らず損害とのバランスシートで考える。
34.単に勝つのではなく失わずに勝つ道を追求せよ。
35.どんな戦いも長期化すれば得るものは少ない。
36.現状を変えたがる前に感情をコントロールすべきである。
37.早く進みたいときほど後方に目配りせよ。
38.多少まずくても短期戦で行け。たとえ完璧でも長期戦は避けろ。
39.問題が大きくなる前に自分で止めれば被害は少ない。
40.見通しなく進むと痛手を負う。
勝つためには有利・不利を客観的に見極め、不利なら戦わないと決断する勇気を持つべき。自軍、敵軍を問わず「保全」を重んじるので、その観点からすると撤退は恥でも敗北でもない。
41.利だけ、害だけで判断しない。常に両面を考慮する。
42.状況を正確に知らずに進退を口にするな。
43.全体の利益に反する命令は拒否していい。
(仕事で一番大切なのは納得)
44.無私が正しい進退を導く。
45.リーダーに智・信・仁・勇・厳・が備わったとき、偉大なことが可能になる。
46.運に責任を負わせてはならない。
47.組織を作るには信頼をまず作る。
48.上層部がバラバラな組織は必ず弱い。
49.部下を変えたければ部下を我が子のように扱え。
50.無関心は部下の離反を招く。
51.部下を大事にすることと甘やかすことを取り違えるな。
52.規律は部下が求め、リーダーが求めるものである。
53.バランスをうまく取るのがリーダーの心がけの核心だ。
54.リーダーは根拠のない自信は持ってはならない。
55.個人の命運は能力が決めるが、集団の命運は勢いが決める。
56.誰がやろうと勝てるのがすぐれた作戦である。
57.蓄積したパワーを一気に放って圧勝する。
58.じっと待つのはチャンスに即応するためである。
59.相手の状態に合わせて進退せよ。
60.先んじることでゆとりを作りだす。
61.地形や環境も軍事力である。
62.地形によって戦い方を変えよ。
63.戦術は書物ではなく現場に書かれている。
64.衛生状態の悪い場所で寝食をするな
65.日時や天候までも味方にせよ。
66.意見がまとまらないのは意思が不統一だからだ。
67.「みんなが」という意識を活用せよ。
68.勝ち続けるためには変化し続けなければならない。
69.一致団結せざるを得ない状況に全員を追い込め。
70.絶対絶命はあらゆる人間を勇者に変える。
71.勝てると思うと負けやすくなる心理に注意せよ。
72.必死に戦え。しかし相手を必死にさせるな。
73.ライバルもまた成長することを前提に考えよ。
74.起こりそうな変化よりも思いがけない変化に備える。
75.今日の勝敗は日々の精進の結果である。
76.感情ではなく数値と論理によって未来を見渡す。
77.やる必要のないことをやってはいけない。
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「孫子」:中国春秋時代の呉の武将・孫武(そんぶ)の著作。孫武は春秋五覇の一人である呉の闔閭(こうりょ)に仕えた兵法家。「孫子」とは「孫先生」という意味。